内向人のマイ(ク)ライフ

外に出るのが嫌い。人付き合いはなるべくしたくない。でも人に伝えたい事、聞いてほしいことはたくさんあります。なのでネットを使って伝えます。

成績が伸び悩んだら考えてほしいこと

みなさんこんにちは、サイモンさんです。


私は学生時代から教育に興味を持っており、就職してからもやはりその気持ちは無くなりませんでした。

せっかく4年間も興味を持ったことなんだから、働き出しても教育とは関わり続けようと思っておりまして、最近は自分が学生時代専攻していた認知科学の方面から教育ついて学ぶようになりました。

論文とか本を読むうちに、認知科学とは関係なくなってきていますが、それでもいいかと思い学んでいます。

知識を詰め込む限界

学校の学習に限ったことではありませんが、知識量を増やすには、まず分からなくてもいいからたくさんの情報を取り入れることだと思います。

参考記事:知らないことでも詰め込め! - 内向人のマイ(ク)ライフ

最初は分からなくても、詰め込んだ知識がなんとなく繋がっていって、概要くらいは掴めるようになります。

あとはそこに専門用語とか専門知識を組み立てるイメージ。


学校のテストで、知識を問われる問題が出たら、機械的に答えを埋めることは出来るし、ある程度の点数だって取れるようになります。


でもそれって結局知識を詰め込んでいるだけにすぎず、記憶の出し入れは出来ても上手く活用出来るかどうかとは別問題です。

成績を上げるにはまず興味を持つことから


知識を詰め込には、それについて何の興味がなくても熟せば覚えていきます。
でも興味が無ければ、それをどうにかして面白く出来ないかという発想を発火させることはほとんどありません。
そもそも興味が無いから面白くないし笑


教育では「エンゲージメント」と呼ばれるものについての研究がなされています。

エンゲージメントとは、時間や点数の様に数値として測れるものではなく、どのくらい集中しているのかとか、どのくらい関心があるのかという質を扱うものです。


このエンゲージメントは、

  1. 行動的エンゲージメント
  2. 感情的エンゲージメント
  3. 認知的エンゲージメント

の3種類で定義されているものが多く、人の興味関心を扱うのが「感情的エンゲージメント」です。


実はこの感情的エンゲージメントが高い人ほど、学業成績が高いという研究結果があります。
あくまで相関関係なので、必ずしも興味関心を持つから真剣に取り組み成績が上がる、というだけでなく、嫌々でもやっているうちに知識が増え興味を持つということ考えられます。


だとしても、私たちの普段の生活では「これやってみたい!」という興味から物事に取り掛かることがほとんどだと思います。


堀江貴文さんの「多動力(幻冬社)」にも、

なぜ、みんな今もっているものを何とか生かそうという発想になるのだろうか?
こういった貧乏根性があると、結局は損をしてしまう。
まず、発想の仕方が逆なのだ。
「●●をしたい⇒●●が必要」というのが筋であって、「●●をもっている⇒●●をしないともったいない」というのは大体うまくいかない。

というようにある。
読んでいてまさにその通りだと思いました笑


上記したように、やっているうちに興味が湧くこともありますが、そういう場合は嫌でもやらなければいけない状況に身を投じているわけで、そもそもそんなことする必要はないんです。

興味が無いことをし続けて知らないうちに興味が湧くなんてこと多分ほとんど起こらないです。
興味が無い仕事に勤めて1年半経った私が言うんだから間違いないです。


どんなことも「やりたい」と言う気持ちが先行して、上手くなるにはどうしたら良いかを考え試行錯誤していきます。
そうすることで知識も技術も、そして思考力も鍛わっていくんです。

成長を促すためには、自分の中で発火する何かがなければいけません。


なのでやりたくもない学校の勉強や、無理やり行かされている塾にいても成績は伸び悩んでしまうでしょう。

それは学校や塾が悪いのではなく、無理やりやらせている誰かが原因なんだと思います。


学ぶことは楽しいです!

それはいくつになっても変わることはありません。

それを子どもに教えられるような生き方や伝え方が出来たらいいなと私は思っています。