自分が変わる瞬間を根気よく待ち続ける
みなさんこんにちは、サイモンさんです。
テストの成績は数字で見えるから能力の伸展が見えやすいですが、否認知スキルは目に見えず、態度や姿勢ががらっと変わる訳ではないので変化に気付きにくいんです。
イメージは茹でガエルですね笑
今回は、私が小学校の頃経験した非認知スキルの成長のことを書きたいと思います。
3分間スピーチ
1分間か3分間か忘れましたが、小学校の頃、朝の会にスピーチの時間がありました。
月1回必ずみんなスピーチしなければいけなかったんです。
内容は何でも良くて、自分の好きなことでも最近やったこととか、自分に関することを発表する人が多かったです。
一時期テーマが決まっていて、好きなテレビ番組とか発表した記憶もあります。私は今はなきスマスマを紹介しました。
リアルの私を知っている人は、「嘘だろ!?」って思うかもしれませんが、実は小学校2年生まで結構引っ込み思案で、クラスメイトの前でスピーチをするだけでも何を恥ずかしさと戸惑いでもじもじしてしまって上手に話せなかったんです。
今ではやめろと言われても話したいことが溢れてくるぐらいたくさん話せてしまうんですが笑
当時は人前で話す順番が回ってくることが苦痛だったんですよ。本当ですよ。
自分を変えたスピーチ
自分が変わった瞬間は3年生のスピーチの時でした。
今でも忘れない出来事ですよ。
私が話したテーマは「話すことが苦手な自分」です。
何でって言われると説明が難しいですが、昨日までの自分が嘘のようにすごいはっきりすらすら話せたんです。
もとよりもじもじする自分が嫌だな、変わりたいなという思いはあり、多分その時になって、「どうせ話すならはっきり話した方が恥ずかしくないのでは?」とか思ったんでしょうか、とても清々しく話せました。
スピーチが終わった後、担任の先生には「全然話が苦手という印象は受けなかったけどね」とコメントまでもらったことを覚えています。
悉無的曲線
学習進行の課程を表す学習曲線というものがありますが、今回の私の経験で言うと、急にドカンと発火して一気に出来るようになる悉無的曲線に当てはまると思います。
態度とか取り組む姿勢とか、行動として一気に変えられることはこうした曲線を描くのかなと思いますが、正直こういう例は珍しいのかなと思います。
非認知スキルに関しては、数値として計測出来るものはほとんどなく、何が変わったかどうかは、行動が変わらない限り判別するのは難しいと思います。
考え方に関するところに関しては、行動にも現れにくいためもっと判断が難しいでしょう。
でもこうした自分の中の変化は、自分でも気がつかない内に起こっているはずで、こんなにやっているのに何で自分は変わらないんだろうと卑下することはありません。
無意識レベルで人は常に変化をして、長いスパンで見れば確実にその変化を実感出来るようになります。
今回の私の思い出のように急激な変化を実感することは難しいと思いますが、諦めず根気よく、変わりたい自分を思い描いてみてください。